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December 20, 2004
オレ流(The guy's process)
オレ流とは、英語にしにくい言葉です。Selfishみたいな方向だと色々と言葉がありますが、新奇なイメージを表現しているように思うので、The guy's process(あいつのやり方)としてみました。
日本のニュース記事を見ていると、その中日の落合監督の新人に対することが載っていました。『オレ流』と名付けられている監督のやり方は、実力主義をなかなか正しく評価しているように思われます。割とアメリカの企業のやり方に似ている部分があるので対比しながら私の感じることをご紹介します。
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即戦力
即戦力が欲しいと希望し、ドラフトでは高校生を取りませんでした。一般的な高校球児は、そのまま1軍でプレーしても通じないことが過去の事例を見ると頷けます。逆に、社会人や大学リーグでそれなりの成績を残した人は、入団後の年から活躍する人もちらほらあります。やはり高校を出た段階では、まだまだ成長過程であるわけで育ててチームカラーに馴染ませるにはいいのだけれど、直近の仕事でのゴール(次のシーズンで勝つチームを作ること)をめざすには、見合わないリソースとみなされたことに頷けます。
アメリカ企業での(知的労働者の)採用は、ポストありきです。会社として、チームとして、次の飛躍に、プロジェクトにかくかくしかじかの人材が必要という前提があり、現在不足する部分をオープンポストとして公募します。当然ながら、期待される仕事の内容が決まっているので、どのような実績、経験、知識などが必要とされるか?とそれに見合うはずの給与やインセンティブがセットになって公募されます。
野球の側に喩えるなら、今年は左ピッチャーの不足に悩まされたので来年は補強したい。でもドラフト外の自由枠の目玉だと○○程かかるだろうから、全体の予算とのバランスでドラフト1位指名レベルでこの程度の予算で取りに行こう・・・。と言う感じでしょうか。
スタートライン
新人を1軍キャンプと同行させるということが、珍しいので新聞記事に上がっていましたが、即戦力で取ってきたのなら、同じレベルか少なくとも競えるレベルにないと到底他チームとの戦いで戦力とみなすことができません。即戦力と評価したのなら、報酬とともに仕事の内容もマッチしないと言葉と行動の齟齬が起こりますね。
ただ、個人の実力はお金で測る報酬とは異なり、同じ土俵に乗っていないとなかなか見えない部分もあります。学生リーグ、社会人リーグとプロの土俵は全然違うので、即戦力と事前評価しても実際の所は判らない部分があるように思われます。これを同じ物差しで見直して再評価する(正規化する)意味で、その年の初め同じようにスタートして、大体定規のどの位置にいるのかを見ようと言うのは理にかなっていると思います。
企業では、採用時にドラフト同様に採用側の選択権による競争がありますが、採用されるとポジションは固まります。日本だと、就業年数(経験年数)ベースである程度昇進があるかもしれませんが、アメリカでは一般にそのような昇進はありません。昇進を受けるためには、その上のレベルに達していると判断される実績を上げるか、別の公募されるポジションに応募して採用されることが必要です。もう一つ実力を判断される機会は、昇進とは全く反対のレイオフがあるときです。全くの実力だけではないこともレイオフの時にはありますが、同じような職種に複数の人がいると当然査定がばらつくので給与などの待遇だけでなく、状況が厳しいときの生き残りにも影響します。
自分の意志でリタイアする
新人への言葉として、「自分の意志でやめていく選手になって欲しい」との言葉がありました。なかなか含蓄があります。プロスポーツ選手の寿命は企業で頭脳労働する人より短いことが多いですから、余計に生き残りの競争が厳しくなります。自分より優れたものが採用されると自分のポジションがなくなろというゼロサムゲームは、最低限の天性を持ち合わせた人達だけの集団での競争なので、その熾烈さは想像を絶するものと推測されます。生物としての体力のピークが20台にあるのは自明で、そのピーク以降どれだけ生き残れるかが自分の意志を全うできるかにかかっています。
アメリカの一般の人は、50歳をリタイア(またはファイナンシャル・フリー)の最初のゴールに置いているようです。その目的のために、最初から高学歴を借金(*1)で獲得して進む人もあれば、取りあえず就職して、何をすべきかを見つけてから大学に戻る人もいます。また、転職の合間に学校にというのは結構ある話です。
どのような道筋でも、終身雇用を期待できる職種や企業はあまりないし、働く人の側もそのようなことの前提どころか、期待もないように見えます。ただ、大手企業でそこそこのポジションを得た人は、そこで安定を図ろうとすることはよく見られます。アメリカの企業でもこういう安定は人の繋がりから生まれますが、私の感じる部分では、ある程度以上のポジションであることも要求されるように見えます。これは、ポジションが上がる・・・必ずしも会社上でのヒエラレルキーの高さではなく、専門性があがる・・・ほど競争相手が減ることを意味しているかのように思われます。
こうやっていろいろその人なりに仕事をし、目標が近づき、達成すると、一般には自分の意志でリタイアします。例え働かなくても大丈夫な状況でも、仕事が好きでそのまま続ける人も中にはいています。また、余りにも若くで目標到達したので、敢えて仕事を続けている人もいます。逆に、目標にたどり着けないために働き続ける人もいます。そんな状況ですが、日本で言う所の管理職や経営職の平均年齢はアメリカの方がかなり若いように思えますので、それなりにリタイアによる更新が行われているようです。
日本の企業では、非常に貯蓄性の高い退職金制度がある(あった)ために雇用が確保されれば、所定の年数でリタイアと言うシナリオが描けます。その貯蓄部分を自己裁量にゆだねられるアメリカのシステムは、先に書いたようにリタイアの時期をバラバラにします。バラバラになるというのは、好きで働き続ける人を除けば、目標到達できない人が存在することで、目標達成の一定の困難さを示唆しています。
日本企業のシステムのアメリカ化は、アメリカ同様にリタイアできずに働き続ける人を作る可能性があります。定年をなくす、退職金をなくして給与払いにするなどということを受け入れる(または、受け入れさせられる)人は、自分の意識の上で若いと感じるうちに監督の言葉を考えてみるのもいいかもしれませんね。
*1:実際の統計データは知りませんが、アメリカでは高校卒業以降は親が費用を出さないことが多いと聞きます。また、大学以降の学費も日本よりかなり高いため、ローンを組むことも多いようです。
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promotion: 昇進
compensation: 報酬
incentive: 出来高による
benefit: ベネフィット(報酬のパッケージなど一括する言葉として)
retire: リタイア(退職;その後仕事をしない意味で)
resignation: 退職(職を辞すること;sign-upの反語)
laid-off: レイオフ(解雇;個人に非が無く、会社都合の)
fire: (懲戒)解雇(個人に非があり、会社都合の)
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 08, 2004
ジャパニメーション(Japanimation)
ジャパニメーションは、Japanとanimationの合成語で元の言葉が表すように日本発のアニメーションを差す言葉です。始めてこの言葉を聞いてから、もうかなりの時間が経ちますが、今グーグルで検索してみたら52万ものヒットがあり、一般的な言葉になっていると言えそうです。
アメリカのアニメは、日本でも配信されているカートゥーンネットワークに流れるようなものです。日本のアニメにあるような独特の表現方法はなく、どちらかと言えば昔からのアニメです。(週刊誌やコミック誌をみても両者に同じような違いが感じられます)
この日本のアニメは、ゲームソフトにもかなりその描写方法などが影響しているように思います。もともとは、アメリカものの方がスタートであったロールプレイングゲームなども、今では日本物が世界の主流となっていますが、最近のムービーをふんだんに取り入れ、ゲームコンソールのビデオ性能一杯まで引き出したような作品などにその影響というか共通性をかなり強く感じます。
先日、ヨーロッパでのiモードの拡大が続いているという記事が有りました。日本やアジアであったような急激な変化ではないけれど、徐々に浸透しているというような内容でした。この記事の中で、iモードサービスの中で人気のあるものは日本と変わらないという記事が目に付きました。
ちょっとした日常情報とソリテア(1人遊びのゲーム)なのですが、文化的背景にかかわらず、携帯端末というハードウエア上に必要なもの(支持を得られるもの)が同じなのです。アメリカに住み、西洋文化と日本の文化の視点の違いに色々と考えさせられる私にはちょっと奇異に思える意外性が有りました。
しかし、そのときアメリカでのガジェット(小型・携帯機器)の広がり方をみても共通性があり、なるほどなぁ~と思わされました。例えば、ラップトップPCですが、アメリカでは飛行機と車が基本的な移動手段であり、公共のコンセントが自由に使用できるので、ごく最近までその大きさ、重さ、電池寿命という日本でのキーワードが無視されていました。知人に聞いても、アメリカじゃ必要ないよ、そんなに小さいとタイプしにくいとか、ちょっと軽いぐらいで2倍もお金を出せないとかそんな返事ばかりでした。
でも、それから数年経った今、薄型、軽量で電池寿命もかなり伸びました。確かにB5タイプは相変わらずはやりませんが、基本路線は日本発を数年送れて追いかけています。同様のことは、携帯電話の端末でも見られますし、大抵のいわゆるハイテク機器はそんな感じです。
エンターテイメント系に弱いと言われる日本ですが、こうやってみると結構世界で支持されているものが有ります。また、技術開発にしても応用ばかりと言われていた割には、実体のあるもので日本発がかなり増えてきているように思います。
こういう中で最近感じるのは、日本が走りすぎた(?)部分というか、日本以外の市場との乖離です。例えばiモードにしても日本とそれ以外の市場では、ユーザーの数が1桁以上違います。アニメーションでも日本で高く評価され人気があり、アカデミー賞も取った宮崎さんの最近の作品を例に取れば、日本文化の背景が色濃く、翻訳された内容をどれほど異文化の人がつかみ取れるのだろうか?とか、いつまで経っても最新の機器を揃えないとデザインされたとおりのゲームができないソフトとか、高機能だけれど非常に高価な小型電子機器などに感じています。
日本でスタートして、ある程度内容や品物と価格がこなれて、その他の国へ流れる。そんな既に確立された流れがありますが、日本での支持がないとそれから先がありませんし、日本から出て行ったものが支持されないと、海外市場まで当てにした投資が回収されないので、次の開発に影響しそうです。(*1)日本での初期購買は、間近にあることなので誰でも意識していますが、今は特に経済が世界的にゆっくりとしていますから、もう少し日本以外の市場を引っ張る発想があっても良いと思うのです、如何でしょうか?(*2)
*1:少なくとも、大きな視点に立てば、国民全体で高い機器を購入し企業の初期投資の回収を助け、海外で本格的に儲けて、それが国民の所得として回収されるシステムになっています。このシステムでは、国内消費が止まると製品価格が高止まり海外に流れにくくなり、逆に海外消費が得られないと、多大な投資を必要とするこれらの分野では、日本での新規開発投資に少なからず影響があると思われます。
*2:そういう視点に立っているものの例は、ゲーム端末があります。ただ、それ以外で余り見られないことを残念に思っています。
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cartooon: コミック、漫画、アニメなどの総称
solitaire: 1人遊び
gadget: (ちょっと便利な)小型機器
Laptop PC: ノートパソコン
Academy award: アカデミー賞(Oscar Awardとも)
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 07, 2004
チップ(Tip)
チップは、日本にない欧米の習慣です。心付けとも訳されるこのシステムは、なかなか合理的な側面があります。
アメリカの場合、チップが付く職業と、そうでないものとでは、日本の労働基準法にあたる法律で示される最低賃金が異なります。雇用主が、チップが入ること前提にした給与体系を認めているのです。実際に食事の金額でチップが決まることもあり、高級なレストランなどでは、給仕も段々と男性比率が上がってきますし(アメリカでも女性の就業率はまだ男性と同じでないと思います。少なくとも実感としてはそう感じます)、給与よりチップの方が多いケースもよくあります。
チップの基本的な意味は、なんらかのサービスを提供してくれた人にお礼として渡すものです。社会がひとつの階級ヒエラレルキーで構成されていた時代、使用者層と使用人層は、今よりも隔絶していたのだろうと思います。その使用者層が、日常的に使用人層に取った行動のひとつがチップだったように感じます。このことは、お金を払うのだから、サービスを提供しろ。(つまり、雇用関係)ではなく、お金をもらいたい側が自発的にサービスを施して結果として、そのサービスに見合うものとして対価が支払われる仕組みであることを物語っています。
まともなレストランに行くと、このことが実感できます。チップのために働いているわけではありませんが、お客さんが如何に満足するか?を自分の問題としてとらえた行動をしています。ところが、レベルが下がると、マニュアルで動くので(そうしないと質の確保ができないのだろうと思われます。)、ある程度の顧客満足は与えられても、一定水準以上は期待できません。そんな状況でも、まともな感覚の持ち主で有れば、取りあえずサービスをすることの理由を認識していますから、接客で最低限必要なこと(笑顔や言葉遣い、多少の気を回すことなど)がチップのお陰で円滑にこなすことができます。
ただ、食事代のX%という考え方が頭にあり、余分な注文をさせようとする行動や、デザートや追加のワインを断ったりしたときの露骨な表情は、そのディナーを台無しにすることまでは、理解されないことがままあります。このことが、結局そのレストランの質を決めてしまうのですが、経営側としても鶏と卵の関係でなかなかそのモラリティーの高い従業員を確保することは難しいのかも知れません。特にアメリカにおいて、このレベルでは日本の人より現実的行動をとります。そのことは、ストレートな感情表現と言われるものと合致しているのかも知れませんが、サービスプロバイダーには向いていません。
日本ではサービスという無形の概念には、なかなかその価値を認めてもらいにくいものがあります。サービスに限らずソフトウエア一般が同様の扱いだろうと思います。逆にものとして具象化された形のあるものには、欧米以上の価値が認められやすいです。よく見ると日本だけでなくアジア全体でその傾向があります。
日本が製造立国であるというのは、この先継続が難しいものです。実際の製造を国内で行う経済的意味は、資本主義経済を取る限り、限りなく0に近づきます。その中で技術立国として社会がシフトしようとしていると思いますが、ソフトウエアに関する正当な価値感をもつ社会の形成が必要とされるように思います。
このことは、高額の知的所有権を意味するものではありません。むしろ、報道に載るものは逆の面を感じます。アメリカの企業や個人から、思いつき特許で法外な使用料を吹っかけられた日本企業の話題が90年代に続出しましたが、昨今の元社員の特許の問題はそのことを思い出させます。
契約社会(多分、資本主義社会構造の基本形態)では、いくら、会社で自分が発案、発明、開発したとしても、不当な(と後で自分が思う)労働協約にサインした時点で負けなのです。もし、訴えたいので有れば、サインする前に行動すべきです。(*1)結果が出てから自分取り分に文句を言うのは、経営サイドから見ればリスクテイクをせずにリターンを期待することであり、それが論外と受け取られるのは当然でしょう。
私が見る限られた範囲の記事情報の中では、裁判所はこのリスクに関して全く言及していません。投資は、リスクに対してリターンがあります。結果が先にあるのでは有りません。これが資本主義の原則です。この認識の欠如が、たぶん、社会にまだソフトウエアに関する正当な評価をする方法や評価のコンセンサスが形成されていないものを表すもっとも端的な例の一つだと思います。
*1:大抵の企業の協約には、仕事上での成果は会社に帰属する代わりに給与が支払われることになっているはずです。その割合は書かれていませんが、大元の給与そのものですら会社が決められる仕組みです。知的財産だが協議事項になるはずが有りません。出来高払いを期待するなら、プロスポーツ選手やタレント、作家などと同様に出来高払いの契約を先にするべきと思いますが、如何でしょうか。
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tip: チップ
hierarchy: ヒエラルキー(階層構造)
morality: 道徳や品行(モラリティー)
tangible: 形のあるもの、有形の
intangible: 形のないもの、無形の
risk: リスク
investment: 投資
return: 帰ってくるもの、(投資に対する)成果
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 06, 2004
ベイエリア(Bay Area)
私の住むシリコンバレーは、ベイエリアの南側です。サンフランシスコ湾の周り一帯がベイエリアと呼ばれます。サンフランシスコ湾を車で1周すると、5,6時間かかると思います。数カ所、川や、太平洋への出口で橋を渡らないと回れません。この太平洋への出口に架かる橋が、金門橋、ゴールデンゲートブリッジです。
サンフランシスコ国際空港を出発点にすると北に向いて走ると、すぐにサンフランシスコ市内に入ります。市内をズゥーっと北に抜けるとゴールデンゲートブリッジです。海面からかなり高い所にかけられた橋で、四国と淡路島にかかる大鳴門橋の様なイメージです。
橋の通行料は、$3(だったはず)ですが、サンフランシスコ市内に入る側のみ必要で、出て行く人は無料です。橋を越えると峠越えになり、坂を下ると水面ギリギリに併走する道になります。ここまで来るとじきに道は東にその方向を変えます。
サンフランシスコ湾の北側は、海に近い所は湿原のようなところですが、そこから更に北に行くとカリフォルニアワインのふるさとナパバレーやソノマバレーなどに繋がります。ナパは、この界隈最大のワイナリーの集まったところだと思われます。道を走っているといくらでもワイナリーがあり、試飲を続けると最後までたどり着けないほどです。
サンフランシスコ湾の東側に回ると、湾に流れ込む川があります。そこを越えて、どんどん南に降りていくと、サンフランシスコ市内からベイブリッジで対岸にあたるオークランドになります。サンフランシスコは野球がジャイアンツ、フットボールは49ersですが、オークランドはアスレチックスとレイダースです。橋を通らないとかなり離れていますが、橋を使うと30分もかからない程度の近い距離です。
オークランドを越えて南に行くと、大きな建物が減り段々と田舎道になります。サンフランシスコ湾の中程まで下れば、また湾をまたぐ別の橋が有ります。この橋はサンアントニオブリッジです。サンフランシスコ湾に架かる橋の中で最長のもので、橋を渡るのに55マイル(88km/h)の制限速度で15分ぐらいかかります。割と水面に近いので、水の上を滑るように走る感じです。この橋の高さが低いのは多分、サンフランシスコ空港に飛行機がアプローチする方向にあるので、邪魔にならないように設定されているのだろうと思います。ただ、その中で西側の橋の終わり付近は、かなり高い盛り上がりが有ります。ここは、大型船が通り抜けられるようになっているようです。
この界隈は、割と小綺麗な住宅街があつまる新興住宅地で、バイオ関係の企業などが沢山あります。ここから南にしばらく行くと、もう一つの橋、ダンバートンブリッジがあります。山側の住宅街から対岸に通勤に行く人で毎日渋滞する橋です。橋の西岸からちょっと行った所に、ワークステーションやJAVAで有名なサンマイクロシステムズの本社があります。ダンバートン周辺の海岸沿いは、昔は塩田でした。サンフランシスコ空港から飛び立つときに上空から見るとカラフルな色が付いている塩田跡を見ることができます。
塩田のちょっと内側から山沿いまで住宅街が並びます。このあたりから南がシリコンバレーと呼ばれる地域になります。割と最近に街が広がったフリーモント、ミルピタスの両市を越えるとサンノゼ市になります。サンノゼ市の南側は谷の一番細い所で、数年前に日立が買収した元IBMのハードディスクの部隊などがこのあたりに大きなキャンパスを構えます。競合のマクスターは、先程のミルピタス市に本社があります。
シリコンバレーというとサンノゼというイメージが多いようですが、その昔HPなどが生まれた頃は、スタンフォード大のあるパロアルト市あたりが中心でした。それがいつしかサニーベール市、サンノゼ市の北部、サンタクララ市あたりから沢山の企業が生まれます。インテルの本社はサンタクララ市の東の端ですし、最近、気を吐くアップルは、サニーベール市の西隣のクッパティーノ市にあります。ここから、東西に広がり、そして湾を取り囲むようにして、企業の生まれる地域が北上していきました。
一般的にサンフランシスコ湾の南側は、ハードウエア系が多い感じがします。そして北上するとソフト系と医療系が増えてきます。アクロバットのPDFで有名なアドビ社やIBMに買収されてしまってもまだ製品に名前が残るロータス社などはサンノゼとサンフランシスコの空港との中間点あたりにあります。
サニーベール市からクッパティーノ市、マウンテンビュー市、パロアルト市と北上してスタンフォード大を越えると空港に戻ってきます。
スタンフォード大の入り口近くにショッピングセンター(モール)があります。ここにはいわゆるブランド店がかたまって出店しているので、そういうのに興味がある人には、交通手段をなんとすれば結構楽しめます。ブランド店以外にもいろいろあるので、ブラブラすれば簡単に半日は潰れると思います。また、時間があまったら、スタンフォード大の中に入って、フーバータワーに登る(*1)となかなか良い景色を楽しめます。また、チャペルのステンドグラスをみるのもいいかもしれませんし、学内の本屋さんに行くと発見が有るかも知れません。
なお、スタンフォード大のキャンパスは自由に入ることができるばかりか、かなり広大なので、観光客用にインフォメーションセンターまであります。(*2)
*1:フーバーダムを作った大統領がスタンフォード出身でそれを記念した名前が付いています。登るのは有料です。
*2:スタンフォード大のあるパロアルト市の隣の東パロアルト市は、全米でも有数の犯罪都市です。(殺人事件率などが必ずTop10に入っているらしい)車でのドライブで迷い混まないように注意した方がいいようです。
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ベイエリア周辺の町
San Francisco:サンフランシスコ
Napa:ナパ
Sonoma:ソノマ
Oakland:オークランド
Fremont:フリーモント
Milpitas:ミルピタス
San Jose:サンノゼ
Santa Clara:サンタクララ
Sunnyvale:サニーベール(発音はサニベールな感じ)
Cupertino:クッパティーノ
Moutain View:マウンテンビュー
Palo Alto:パロアルト
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 05, 2004
トゥース・フェアリー(Tooth Fairy)
フェアリー・トゥースとは、子供が大人の歯に生え替わるときに抜けた乳歯を枕元(枕の下)に置いておくと、歯の妖精がそっとお金を代わりに置いてくれる・・という子供達にとっては楽しみなイベントです。(内容の細かい説明や国別の違いがここにあります。(但し英文))
クリスマスでもサンタさんが子供達の寝ている間にプレゼントをしますが、それに似たようなものです。
フェアリー(妖精)は、元々日本にはない概念です。○○の精と八百万の神を信じた日本の伝統的なものと西洋の妖精は、色々なものに宿っている点ではよく似ていますが、なんとなく西洋のものの話は、日本のものより能動的に感じます。こういう想像上の生き物は、割と沢山色々な機会にでてくるのですが、子供時代を日本で過ごした人にはなかなか知る機会がありません。欧米製のゲームをしていると割と出てきますが、基本的な背景を知っているものとして説明されているので結構つかみみにくいのではないでしょうか?
ドアーフ(dwarf)・・・これは、白雪姫に出てくる7人の小人の「小人」です。ハイホー、ハイホーと歌う姿を映画で見た人も多いと思いますが、善人系ですね。
エルフ(elf)・・・ピーターパンに出てくるティンカーベル。彼女のような小さな妖精でちょっといたずら好きの妖精をエルフと言います。ティンカーベルは、焼き餅を焼くことはあっても、割と真面目ですから、エルフとは呼べないかもしれません。
オーガ(ogre)・・・シュレックはオーガですが、一般的にはおとぎ話や民話に出てくるひどく恐ろしい怪物とか人を食らう化け物なんかです。シュレックは、ちょっとマナーが悪い所がありますが、一般的なオーガとは違います。
バーバリアン(barbarian)・・・野蛮で残忍な人、未開の人や昔の人を文明の側から見るとこうなるのかもしれません。
ノーム(gnome)・・・民話などに出てくる不老でしばしばドアーフから変化したとされる生き物。地中に住んで、宝物を守る役柄が多いようです。
トロール(troll)・・・スカンジナビア系の民話にでてくる洞穴や丘に住むドアーフや巨人のことです。
日本の昔話では、このような見た目が人に近いものは、あまり登場せず、種類もそれほどない感じがします。悪さをするのは、大抵、鬼、おろち(大蛇)、龍など。この中で人間に近い姿は、鬼ぐらいしか思い浮かびません。
ところが、神様を思い浮かべると、日本のものも、西洋のものもどちらも人間系であることが多いですね。昔の人は、人間を特別な生き物として扱われてきたし、神様も特別なもののはずですから、こういう結果になるのかも知れませんね。
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evil: 悪
<以下は、本文参照>
fairy
dwarf
elf
ogre
barbarian
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 04, 2004
キャンディー(Candy)
日本語のキャンディーは、あめ玉ですね。そういえば、ドロップスなんてのも昔はありました。(今でも有るようですね。)改めて、辞書を引くと球形のクッキーやキャンディーがドロップのようです。でも、あんまり聞きません。
アメリカの会話の中で、キャンディーと言えばもっと広範囲のものが含まれます。例えば、チョコレートとキャラメルやナッツの塊のようなもの(スニッカーズ、ミルキーウエイ、リィーシーズなど)をキャンディーバーと呼びます。これは一口サイズのチョコレートがキャンディーだから(?)。(チョコレートボンボンやおみやげによくあるマカダミアンナッツチョコなんかのイメージです。)他には、ジェリービーズなどもキャンディーだし、綿菓子(綿飴)もコットンキャンディーです。要するに甘い塊のお菓子は全部キャンディーです。(但し、アイス・キャンディーはたぶん和製英語)
これからの季節に欠かせないキャンディーとして、キャンディー・ケインがあります。キャンディー・ケインは、日本の千歳飴みたいなもので、一つの端がこうもり傘の持ち手のように曲がっています。Jの文字のような形です。飴は、もっともオーソドックスなものは赤白の縞のものです。味の方は、いろいろなフレーバーがあります。また、そのフレーバーに合わせて、いろいろな色の組合せもあります。私が食べてみて一番口に合うのは、グリーンと白お縞になっているグリーン・アップル味です。
他には、キャンディー・ハウス(ジンジャーブレッド・ハウス)も季節ものとして忘れられません。ジンジャーブレッドやビスケットなどをクリームで張り合わせて家の形につくり、飴や他のお菓子で飾り付けます。小さな子供達は学校で作ることもあるし、お店でも出来合いを売っています。
ジンジャーブレッドと言えば、ジンジャーブレッド・マンも忘れてはいけません。映画シュレック2でシュレックが城に戻るときに巨大な人形のようなものに乗っていますが、あれがジンジャーブレッドマンです。昔々のダッコちゃん人形のようなひょうきんな顔をしていますが,
お店で売っているものも同じ顔つきです。ジンジャーブレッド・マンのストーリーはこちらにあります。リンクはイギリスのサイトですが、アメリカでも大体同じストーリーです。
クリスマスでのジンジャーブレッド・マンはオーナメントのひとつです。我が家ではやったことがありませんが、七夕の短冊のように願掛けのようなもののようです。作ってみたい方には、ウエブにレシピがあります。(例えばこちら)オーナメントにしたジンジャーブレッド・マンは、普通は食べないようですが、ジンジャーブレッド・ハウスの方は、飾っていると日々少しずつ子供達に食べられるようです。
ハロウィーンで”Trick or Treat”と言ってお菓子(キャンディー)をせしめた子供達は、クリスマスでもキャンディー・ケインを初めとする甘いキャンディーを貰い、バレンタインデーでも、イースターでもそれぞれにキャンディーが出回ります。どうやら、アメリカの子供達は寒いシーズンになると甘いものをもらうことになっているようです。
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cane: つえ
bar: 棒
ginger: 生姜
gingerbread: ジンジャーブレッド
ornament: オーナメント
sweets: 砂糖菓子、甘党(甘いお菓子)
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 03, 2004
冬眠(Hibernation)
家の一部屋の片隅に、黒っぽいもごもごしたものを発見しました。
なんだろ、少し不気味なそのものをこわごわ近寄ってみると、丸いものが寄り集まっています。埃でも、蜘蛛の巣が寄り集まったものでもありません。
更に近づき、見ようとすると位置が高すぎて、背が届かない。ベッドの隅に登ってよっこらしょと身体を伸ばしてみたら・・・テントウムシの集団でした。
ものの本に、木の皮の裏などに昆虫が寄り集まって寒い冬を越すと書かれてあったと思い出しましたが、木の皮の裏ではなく、家の壁の裏に回ってくるとは予想もしませんでした。20匹余りのテントウムシ。どうやって我が家に侵入してきたのか。
たぶん、実害が起こることは考えられないので、蜘蛛さん達同様に放っておくことにしました。春先、どんなタイミングでどうやって家の外に出て行くのだろうか?とても、テントウムシ君が入ってきたところを憶えているとは思えませんから、出口が探し当てられるのかどうか興味があります。
日本では、冬眠に関連してクマさん達が食糧難で人間様の領地に闖入するため、ニュースを賑わしています。別に境界線が書いてあるわけでもないし、柵や塀が張り巡らさせているわけでもありませんから、冬眠を前にしてクマさんがただただ食べるものを探し歩いているのであって、人間の生活に対してどうこうという思いがあるわけではないですよね。
でも、人間の側は騒いでしまう。環境に優しいとかもっと自然をと言う割には、自然に近づかれると取り除きたくなる・・・危ないのは判りますが、共存とはそういう部分を避けて通れないと思いますけれど。
私の家の近所でも、今年はマウンテンライオンの出没がよくニュースになっていました。まあ、彼らの場合は、春先から夏頃にかけてとこの秋口にニュースになっていたので、冬眠との関係はなさそうです。彼らは、基本的に撃ち殺されたりすることは有りません。麻酔銃と網で捕まえられて、人の住まない地域に移送されます。
日本は、島国なので海が明確な国境を形成しています。そのため、排他的な環境を作りやすい。たぶん、それ故にその他のことにも結構排他的です。カタカナなんか典型的な例ですね。この語は、外来ですと一目瞭然です。こんな排他的な言語が他にあるでしょうか?(日本でも昔は「亜米利加」と書いていましたが今は「アメリカ」。)
その点、アメリカもカナダとメキシコを除けば、大陸が国のような状況で国境が海になり案外排他的な環境ができやすく、協調性のないアメリカの外交政策は割とこういうことが根にあるのかも知れません。
ところが、その他の多くの国々では、国境が地続きのため歴史的にその線があっちこっちに動いたり、新しい線ができたりしています。そんな中、文化的にも民族的にも結構混じり合いが生じています。こんな風にある意味いい加減な線であっても、クマさん同様に目に見えない線を無視すると、場合によってはクマさん同様に撃ち殺されてしまいます。(まあ、そう言う過激な状況にある境界線は、柵などがあるようですが・・)考えてみれば、原始的な発想で、でも生物的には本能的な行動として有史以前からの人間が動物的に取ってきた行動が、延々とまだ続けられている感じです。
企業体でもそうですね。排他的な行動は、差別化や個性として評価され、市場に受け入れられると大きな利益として反映されます。逆に標準化によって共通仕様の流れが作られても、標準化品は概して価格オリエンテッドな製品に仕上がり、利益率はあがらない。それ故に標準は標準でもデファクトスタンダードなどという市場の囲い込みを狙います。これって、猿山やアザラシの群れのボスになることとあまり違いはありません。ボスは全ての雌を掌握します。そのために時には命を賭して戦う。市場の寡占をめざし、それを掌握することと目的も行動も同じようなものです。
環境保護とか、業界標準とか言ってテントウムシの集まりをめざすのですが、人の本能を変えてしまうほどの遺伝子の変化が起こるには、まだまだ時間がかかるようです。
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hibernation: 冬眠
ladybug: テントウムシ
mountain lion: マウンテンライオン(別名:cougar, catamount, panther, puma)
exclusion: 排他
swarm: (昆虫、特に蜂などの)群れ
herd: (四つ足動物の)群れ
flock: (動物一般への)群れ
bevy: (少女やうずら、キジ類の)群れ
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 02, 2004
税金(Tax)
アメリカの税務年度は、日本と同じようにカレンダー暦どおりです。日本の企業に勤める人だと12月は年末調整で書類を作ったりしますが、アメリカでは日本のように源泉徴収して税務処理を終わらせる仕組みではなく、全員が確定申告をして源泉徴収されたものを精算します。この確定申告は、日本同様に春先ですがちょっと遅い4月中旬が締め切り日になります。
源泉徴収は、日本だと会社の方で決められた額を本人の意志にかかわらず徴収して、給与を支給しますが、アメリカではForm W-4という書類を会社に提出することにより、それに基づいて源泉徴収されます。したがって、自分の税額を少なく見積もれば、源泉額を抑えることが可能です。
実際に、多くのアメリカの人は、無利子で預かる形になる源泉額を最小限にして、確定申告時に差額を納付する方法を好みます。私は、日本のシステムからの移行組なので、後で工面するより多少でも戻ってくる方が嬉しい(実は、金利分損なのですが)感じがします。
更に、確定申告で決定した税金を一括納付できない場合は、支払時期を先延べしたり、分割で納付することもできます。その場合は、確定申告時に必要な書類を提出し、その申請が受理される必要があります。また、逆に、昨年の実績から今年分を想定して先払いする方法もあります。この場合は、源泉徴収とは違って、最終的な税が割引きになります。先払いはだいたいクォーター毎の4回払いです。
全員が確定申告をするので、税金の支払いの取扱もこのようにフレキシブルですが、確定申告自身の書類作成も色々と選択の方法があります。一番手っ取り早いのは、会計事務所に書類を作成してもらう方法ですが、一番費用がかかる方法でもあります。資産がある程度ある人は、節税方法により税額がかなり違ってくるので、こういう専門家を雇う価値があります。
しかし、一般庶民が会計士を雇うと税額との比較で割が合いません。そこでそう言う人達をターゲットにしたディスカウントの会計処理会社があります。株取引でオンラインのディスカウンターがいるように、税務処理でもそういう企業があります。こう言う所で処理をしてもらうと、初年度はデータベースを作成するのでそこそこかかりますが、翌年からはそのデータベースを元に処理ができるので、かなり安価に書類を作ってもらえます。
一方、アメリカには自分で何でも試したい人も沢山います。そう言う人は、昔は分厚い電話帳ほどの作成マニュアルを片手に書類作成をしたのですが、最近では良くできたソフトがあるので(先のディスカウンターが使っているものと大差ありません)、それに入力をするだけで書類作成ができます。入力の方法は、スタートの画面から書かれてある質問に答える形で数字を入れたり、選択マークを入れたりするだけです。判らないことがあれば、ビデオの説明もパート毎にあり、またヘルプも充実しています。慣れないと質問を読むのに時間がかかりますが、関連する書類を事前に集めて有れば、半日も有れば、書類が作成でき、そのままオンラインで提出することもできます。
この自分の1年の会計決算をすることは、結構勉強になります。なぜなら、個人の会計も企業の会計も基本的な部分は同じだからです。もちろん、自分で何かビジネスをせずに会社勤めだけだと限られたものしかないのですが、ちょっとしたコンサルタントや何かのセールスを空き時間やっていたりすると、その部分は事業収入と同じですから、償却や消耗費の考え方が出てきますし、そう言う視点に立てば、変動費と固定費の意味合いもより実際的に感じることができます。
日本の企業では、(多分現状でも)労働協約を結ぶ時点で副業の禁止に同意したことになっているのが殆どでしょうから、自分で年度末に申告することはできないかもしれません。(せいぜい住宅減税ぐらいじゃないでしょうか?)でも、もしそういう機会があるなら、青色でも白色でも自分で埋めてみるのをやってみると下手な税務や企業会計の教科書より面白い発見が有るかも知れません。機会がどうしても持てないなら、勝手に自分で想像して毎月の収支を作れば、書類作成を試すことはできます。そういうゲームも将来チャレンジすることを考える人には面白いと思います。
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tax year: 税務年度
calendar year: カレンダー年度
fiscal year: 会計年度
tax: 税金
duty: 関税
accounting: 会計
deduction: 控除
CPA(certified public accountant): 公認会計士
Posted by skydaddy at 11:59 PM
December 01, 2004
寒い!(Chilly!)
ここ数日、記録的な冷え込みでとても寒いです。とは言っても、全米の中では比較的温暖な土地柄なので、せいぜい氷点下の一歩手前です。寒さが厳しすぎるので子供が外で遊んではいけないと警報が出るような地域とは全然寒さの度合いが違います。
冬場に、暖かい部屋から外へ出たとき、「うっ!寒い!」という感じがchillyです。同じ発音でもchili(chilli)だと唐辛子ですから、辛い(hot)から熱いイメージになるので、面白い取り合わせです。
子供の頃、チルドビーフの意味がよく判りませんでした。「チルドって何なんだろう?」
・・・chilledなんですね。つまり凍ったってことです。フローズンビーフ(frozen beef)と言ってくれれば簡単に判ったと思うのですが、なぜかチルドの方が通り名となっていました。
チルドに似たこと言葉で、フロステッド(frosted)と言うのもあります。こちらは。凍り付いたものが霜で覆われている状態を意味します。実際には、凍っていないものでも、霜が付いたように白くなっているものを差す言葉としてfrostが比喩的表現として使えます。ちょっと適切な例を思い浮かべられませんが、日本語で「白い粉をふく」と言う表現がありますが、それに似たような状況で使えます。でも、霜降り肉の「霜」には使えません。こちらは、端的にfatty beefです。fattyと言えば、マグロのトロもfatty tunaで、日本の高級食材2つはどちらもアメリカの人には「油っぽい」という表現です。(^^)
先程の辛いhotは、日本語でも「火を噴くような辛さ」という表現がありますから、洋の東西を問わず感覚は同じですね。同様に、事象を表す意味で「今、○○が熱い」という意味でも日本語同様にhotが使えます。ホットなニュースなども同じ感覚です。この雰囲気は、スイカ割りのようなゲームをすると判ります。つまり目隠しをされた人に正しい方向を教えるのがhotです。具体的には、正しい方向を向くとhot、hotと声をかけ、違う方向になるとcoldと言って違うことを教えます。方向や距離が目標に近くなればなるほど、声が大きくなり、hotの連呼も激しくなります。こういう遊びをイメージすれば、無線の入る範囲や重要な地域、場所をhot spotと表現するのも判りやすいです。
「今一番いけてる」の意味でthe hottestと言うのがあります。日本で一番いけてる曲ならthe hottest song in Japanと言う具合です。逆に、the coolest song in Japanだと一番つまらない曲とはならずに、一番カッコいい曲というhotの場合とよく似た意味になります。反対じゃないのは分かりにくくて困ったものです。でも、両者の良さには違いがあって、ホットは熱いの感じですが、coolは昔風に言えばニヒルとか粋なと言う感じでしょうか、sharpやkeenに近い感じで冷たさを感じさせる爽やか系の良さですね。このcool、「いいね」「いいじゃん」という感じの合いの手にもgreatなんかと同様にかなりよく使われます。
hotの反語はcold、coolの反語はwarmですが、どちらも反語の方は日常表現としてあまり聞きません。その中で例を探すと・・・例えば、You are so cold.と言うと「あなたは冷たい人ね」よりは、もっときつい意味の「あなたは冷淡ね」ぐらいに感じますが、コンテキスト(使われる文脈)次第で変わりそうです。いずれにせよ、人が冷たいのは余りよいイメージの言葉では有りません。warmの方は、That's a heart warming story. 「それは心温まるお話だね。」などを見れば判るように日本語の「温かい」とか「暖かい」の良いイメージがそのまま使えます。
ところで、日本語で「ちり」と言えば、鍋料理の意味がありますが(てっちりのちりですね)、こう寒いと鍋が恋しいです。アメリカで「チリ」なら多分、Chili beans(唐辛子を利かせた豆煮込み料理)でしょうか。(コロンボ刑事の好物のあれです。)私は日本人なので、やっぱり鍋の方がいいですね。
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chilly: 寒い
chili(またはchilli): 唐辛子、辛い
chilled: chillの過去・過去分詞
frozen: freezeの過去分詞
frosted: frostの過去・過去分詞
fatty beef: 霜降り肉
fatty tuna: (マグロの)とろ
Posted by skydaddy at 11:59 PM