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December 03, 2004
冬眠(Hibernation)
家の一部屋の片隅に、黒っぽいもごもごしたものを発見しました。
なんだろ、少し不気味なそのものをこわごわ近寄ってみると、丸いものが寄り集まっています。埃でも、蜘蛛の巣が寄り集まったものでもありません。
更に近づき、見ようとすると位置が高すぎて、背が届かない。ベッドの隅に登ってよっこらしょと身体を伸ばしてみたら・・・テントウムシの集団でした。
ものの本に、木の皮の裏などに昆虫が寄り集まって寒い冬を越すと書かれてあったと思い出しましたが、木の皮の裏ではなく、家の壁の裏に回ってくるとは予想もしませんでした。20匹余りのテントウムシ。どうやって我が家に侵入してきたのか。
たぶん、実害が起こることは考えられないので、蜘蛛さん達同様に放っておくことにしました。春先、どんなタイミングでどうやって家の外に出て行くのだろうか?とても、テントウムシ君が入ってきたところを憶えているとは思えませんから、出口が探し当てられるのかどうか興味があります。
日本では、冬眠に関連してクマさん達が食糧難で人間様の領地に闖入するため、ニュースを賑わしています。別に境界線が書いてあるわけでもないし、柵や塀が張り巡らさせているわけでもありませんから、冬眠を前にしてクマさんがただただ食べるものを探し歩いているのであって、人間の生活に対してどうこうという思いがあるわけではないですよね。
でも、人間の側は騒いでしまう。環境に優しいとかもっと自然をと言う割には、自然に近づかれると取り除きたくなる・・・危ないのは判りますが、共存とはそういう部分を避けて通れないと思いますけれど。
私の家の近所でも、今年はマウンテンライオンの出没がよくニュースになっていました。まあ、彼らの場合は、春先から夏頃にかけてとこの秋口にニュースになっていたので、冬眠との関係はなさそうです。彼らは、基本的に撃ち殺されたりすることは有りません。麻酔銃と網で捕まえられて、人の住まない地域に移送されます。
日本は、島国なので海が明確な国境を形成しています。そのため、排他的な環境を作りやすい。たぶん、それ故にその他のことにも結構排他的です。カタカナなんか典型的な例ですね。この語は、外来ですと一目瞭然です。こんな排他的な言語が他にあるでしょうか?(日本でも昔は「亜米利加」と書いていましたが今は「アメリカ」。)
その点、アメリカもカナダとメキシコを除けば、大陸が国のような状況で国境が海になり案外排他的な環境ができやすく、協調性のないアメリカの外交政策は割とこういうことが根にあるのかも知れません。
ところが、その他の多くの国々では、国境が地続きのため歴史的にその線があっちこっちに動いたり、新しい線ができたりしています。そんな中、文化的にも民族的にも結構混じり合いが生じています。こんな風にある意味いい加減な線であっても、クマさん同様に目に見えない線を無視すると、場合によってはクマさん同様に撃ち殺されてしまいます。(まあ、そう言う過激な状況にある境界線は、柵などがあるようですが・・)考えてみれば、原始的な発想で、でも生物的には本能的な行動として有史以前からの人間が動物的に取ってきた行動が、延々とまだ続けられている感じです。
企業体でもそうですね。排他的な行動は、差別化や個性として評価され、市場に受け入れられると大きな利益として反映されます。逆に標準化によって共通仕様の流れが作られても、標準化品は概して価格オリエンテッドな製品に仕上がり、利益率はあがらない。それ故に標準は標準でもデファクトスタンダードなどという市場の囲い込みを狙います。これって、猿山やアザラシの群れのボスになることとあまり違いはありません。ボスは全ての雌を掌握します。そのために時には命を賭して戦う。市場の寡占をめざし、それを掌握することと目的も行動も同じようなものです。
環境保護とか、業界標準とか言ってテントウムシの集まりをめざすのですが、人の本能を変えてしまうほどの遺伝子の変化が起こるには、まだまだ時間がかかるようです。
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hibernation: 冬眠
ladybug: テントウムシ
mountain lion: マウンテンライオン(別名:cougar, catamount, panther, puma)
exclusion: 排他
swarm: (昆虫、特に蜂などの)群れ
herd: (四つ足動物の)群れ
flock: (動物一般への)群れ
bevy: (少女やうずら、キジ類の)群れ
Posted by skydaddy at December 3, 2004 11:59 PM
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