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November 30, 2004

環境に優しい(Environmental Friendly)

ヨーロッパでの新しい環境に関連した電気製品に対する規制が、2006年夏から施行されるため、それに対応するためにこの夏頃から本格的な業界の移行が始まっています。日本では某有名メーカーが企業戦略として環境をテーマに持ち上げたため、世界の先頭を切って多くの企業が昨年から今年にかけてこの対応を済ませています。

規制される内容で一番大きな問題は、鉛の使用が禁止されることです。電気製品での導体(電気を通す物=金属、特に銅)を繋ぐのにハンダが広く使われていますが、このハンダは鉛が主成分の一つであるため環境問題のやり玉に挙がったようです。

たったひとつハンダという材料を替えるだけのことなのですが、余りにも優秀な特性を持っているため(コスト、作業性、入手の容易さ、応用の広さなど)、そのまま他を替えずに代替することができないことが、問題を大きくしています。どちらかというと比較的安価な製品に使われる場合は、それほど大きな変化を必要としませんが、高額な製品になるほど代替に伴う周辺の変化が大きくなります。

日本では、昨年から家庭の大物家電の廃棄に際して、処理費用を払うように法律が施行されました。結局の所、製品単価が上がったことと同じなのですが、法律の作られたときと施行前後に話題になっただけで、その後は目立った報道もなく昔から有ったかのようになっています。(各個人の思いは違うかもしれませんが、世論としては見えにくくなっているように思います。)今回も同じようになるのでしょうか・・・。


これほどまでに、意識されている鉛ですが、世界中の車には「鉛電池」が入っています。そこに使われる鉛は、他のどんな用途よりもその使用量がダントツに多いことが判っています。つまり、自動車に使われる電池を管理しなければ、鉛の問題は大きく変化しないのです。

よく言われる8:2の法則に当てはめれば、自動車の電池が8で電気製品のハンダの鉛は、2の内の一部ということができます。通常の戦略では、問題が起こったときは8の方に資源を集中し対処するというのが常識です。それからすると電気製品の鉛問題は、全体に対する効果が小さく、その割りに費用はかなり大きい・・・普通は、競争に負ける選択だと言えます。

電気製品は車と違って家の中に多くあるからか、政治的な理由なのか、はたまた他の理由なのかは知りませんが、不自然な話ですね。


環境にまつわるものには、こういった矛盾を内包するものが少なくありません。電気自動車の電気を作るのに現状ではガソリン車以上の化石燃料が必要であるとか・・・。そういえば、ハイブリッド車にしても従来の何倍もの電池を積載しています。

多くの現代的生活は、偏在していたリソースを凝縮させるため、その過程とできあがった物によって大きな環境負荷が伴います。環境に優しい=負荷の低減であるならば、昔の環境を取り戻せと言われると現状の技術レベルだと現代生活の否定に繋がりかねないように思います。人は、昔(産業革命以前)の生活に戻れるものなのでしょうか?


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lead: なまり
solder: ハンダ
appliance: 電気製品
white goods: 白物家電(冷蔵庫、洗濯機などの大物の家電製品)
hybrid vehicle: ハイブリッド自動車
fossil fuel: 化石燃料

Posted by skydaddy at 11:59 AM

November 29, 2004

テンプレート(Template)

アメリカの社会では、実に多くのテンプレート(または定型フォーム)が使われています。特に穴埋め式のテンプレートを使うことで、「誰でも簡単に同じ結果が得られる」のが目的のようです。

例えば、通販などで買い物をしたときの支払いでは、送られてくる請求書に切取線の入った紙片(スリップ)が付いています。それの住所など必要事項の記載が間違っていないか確認し、必要な記入事項があるならそれらの欄を埋め、支払いのチェックを添付し、返信用封筒に入れて送り返すことで支払いが完了します。言葉にするとややこしそうですが、実際はかなり短い時間で処理できます。

購入後に購入したことを証明する物と一緒に所定の申込用紙を送ると割引分を返金してくれるメール・イン・リベートでも、申込用紙は穴埋めフォームになっています。大抵の場合、住所、名前、電話番号程度を記入し、レシートやバーコードなどと一緒に送ります。

携帯電話などの契約書では、記入すべき部分のほとんどが穴埋め式フォームです。車を購入するときも契約書も、機械打ちの部分も含めて殆ど穴埋め式です。

この穴埋め式は、仕事の中でもよく見かけます。人事(HR)への提出書類、守秘契約書(NDA)とか、製品に添付する書類など記録として残される文書、いわゆる管理文書はこういう形式の宝庫です。

フォームによる定型管理される書類では、定形外の部分のためにコメント欄がありますが、あっても余り活用されないことから、管理する側は内容をグレードアップするために、徐々に穴が追加されていきます。


日系企業に勤める人がこんな事を言っていました。「現地社員は、報告を口頭でさせるといろいろと話せるのだけれど、それをレポートにと言うといつまで経っても書類ができあがらない。」書いたものにならなければ、他の人に伝えるためには改めて自分が口頭なり文書なりで伝えなければならず、不便きわまりないとのことでした。

その後、その人は考えてこんな対策をされていました。「穴埋め(フォーム)にすると彼らは埋めることはできるんだ。」


ここ数年、日本もアメリカも景気の低迷で多くの人がその影響を受けています。アメリカ企業の中でこの変遷を見ていると、レイオフや合理化の対象となる部分に一定の原則があります。それは、代替が手に入る可能性の高いものから取捨選択の「捨」の対象にするということです。

フォームなら埋められる人と、文書で表現できる人を比べれば、誰がみてもその人のバリューが違うことがわかります。代替入手の容易性も明らかでしょう。さらに異質なもの同士の比較で、お互いに高いバリューをもっていて甲乙付けがたい時に、この評価方法は普遍的に異質なもの同士を比べられる一つの有効な方法だと思います。


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template : テンプレート(ひな形)
rebate : リベート
UPC code : 製品に一意でつくバーコード
NDA (Non-disclosure agreement) : 秘密保持契約書
HR (Human Resource) : 人事
heterogeneous : 異質な

Posted by skydaddy at 11:59 AM

November 28, 2004

芝生(Lawn)

日本で芝生というと、柵で囲まれた中にあるものではないでしょうか?
私の記憶では、ほとんどのところで「芝生内立ち入り禁止」の看板があったように思います。なかったのは、ゴルフ場のグリーンぐらい???

アメリカの学校のグランドは、ほぼ間違いなく芝生です。だから、子供達は芝生は遊ぶ所と思っています。一般の人に目を向けても、公園でも、家の前庭でも芝生をよけて歩く人はいません。歩いていく方向に芝生が有っても、道と同じようにそのまま真っ直ぐ歩きます。

もちろん、アメリカでも芝生は手入れがされています。放ったらかしでは、いわゆる芝生の状態にはなりませんし、最低限でも水やりが必要な所がほどんどだろうと思います。でも、ゴルフ場のフェアウエイと同じように、芝生は歩いたり、遊んだりする所です。

アメリカの友達に日本の小学校の殆どは地面(ベア・グランド)だよと話をすると、目を丸くします。「良く子供が怪我しないかい?」「危なくないね」そんな感じの答えが返ってきます。そういえば、アメリカの公園や学校の遊具の下に、よく小さな木片が散らしてあります。砂よりはクッション効果が高く、ジャングルジムや鉄棒から子供が落下しても怪我をしないようにとの配慮からそういうものがまかれてあるのです。

私が子供の頃は高い鉄棒の下は砂場、低い鉄棒は固い地面と相場が決まっていました。今の日本はどうでしょうか?


ブランコのチェーン。子供の時にブランコに乗った後、手がサビで結構汚れました。汗をかいていたりするとプンと鉄の臭いを感じたものです。

アメリカのブランコは、チェーンに樹脂がコーティングされてチェーンの輪っかが繋がっています。これは汚れ防止や滑り防止の意味よりは、挟まらないようにとの配慮のように感じます。

滑り台でもなんでも、角という角はカバーか、丸みが付いています。訴訟社会と呼ばれるアメリカでは、子供が不慮の怪我をしたときにトラブルになるからこういう配慮が成されているのかもしれませんが、細かな所まで結構考えられています。


私の目からは、アメリカの人は物に執着が有りません。丁度、水をやり、肥料をまき、毎週のように切りそろえる芝生の上を歩くように、もの(stuff)はものでしかありません。それが歩くことで痛んでも、また植え替えるなりすればいいと考えます。

その一方で、ルールには厳格です。それに違反したときのペナルティも大きい。だからこそ、遊具、特に公共の場にある遊具には、特別の配慮が成されているように思います。

このルールに敏感なのは、割とビジネスの場面でも登場します。「契約に書かれていないから」、「私は○○と言っていない」、「それは私の範疇にない」などの根元は、ルールには従う(ルールになければ従わない)ということのように思います。だからだと思うのですが、(特にレベルの低い)アメリカの人は、仕事でも電話が大好きです。きっと、書いたものだと証拠が残るからでしょう。証拠がなければ、ルール違反したかどうか後から判別できませんからね。

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bare ground: (なにもない)地面、 裸地
jungule gym: ジャングルジム
(iron) bar: 鉄棒
swing: ブランコ
penalty: 罰則、罰金

Posted by skydaddy at 11:59 AM

November 27, 2004

長期国債(Treasury Bonds)

アメリカの国が発行する国債のうち、10年から30年の償還期間を持つ長期国債がTreasury Bondsと呼ばれます。また、2,3、5または10年の中期国債がTreasury Notes、一般に13週または26週の短期国債をTreasury Billsと呼びます。

ドル紙幣には、Federal Reserve Note とあり、また1ドル札をbill と呼ぶこともあり、両者で同じ単語が用いられるのは面白い感じがします。(要は紙切れということですから)


さて、アメリカは、国としてこれらの債権で借金をしています。日本のそれは、およそ570兆円ですがアメリカは、7兆5千億ドルほどです。どちらも庶民からどころか企業体としてみても範疇に入らない天文学的な数字です。

それほど大きな数字であるにもかかわらず、驚くことにアメリカのこの残高の広報は、毎日アップデートされ、1セント単位で記載されています。一方、日本は、四半期毎に億円単位です。一般的な企業の行動だと、逆になりそうなものですが、なぜかはこのようになっています。アメリカ借金の毎日の数字を見ていると、単調に増加数だけではなく減少する日もあったりして、意外な発見があります。

実際に数字を書くとどれほどの違いがわかりやすいかも知れません。

アメリカ:$7,517,849,423,608.38 (2004.11.24)
日本  :\571,427,100,000,000 (2004.6.30)

区切り点の位置の違いでずれはありますが、頭の7と5は同じ桁の数字です。

アメリカの債務を年次別に見ると、よく言われるように2001年のブッシュ政権になって着実に歩を進めています。でもよく見ると、今の残高の6割程度(今の日本の残高程度)は最後には財政が黒字化したと言われるクリントンの時代でも借金は0ではなく、帳簿上の黒字であったことがわかります。


日本でもアメリカでもこれまでの景気の低迷を受けて低金利の政策が行われていました。アメリカの金利の指標は、連銀が出す公定歩合でプライムレートと呼ばれます。このプライムレートはアメリカに於いて、その他の金融商品の基準として使われます。上の国債の金利もそうですし、日常的なものだと銀行金利だけでなく、クレジットカードの金利などもプライムレートプラスX%などと約款に書かれています。したがって、結構一般の人の生活に直結しています。

このプライムレートやそれに関連するものの動きは、こちらで見ることができます。(bank prime loanの項です。 )これでは、見にくいので見やすい表を探すと例えばこんなのがありました。これを見ると最近徐々にですが公益歩合あかがってきていることがわかりますし、日本では限りなく0に近かったものがアメリカでは4%であったことがわかります。

この金利が上がると、先に書いたように国債金利もあがります。為替が強いドルを証明していれば、金利高はドル高で相殺できますが、逆だと金利がより高くないとドル建債は売れにくい理屈です。これと同じことは、上のプライムレートと同じ表の下の方にあるMoody's seasonedの格付けの違いによる金利の違いが一例です。そのため、2000年頃に格付けをバンバン下げられた企業が、市場からの資金調達コストが上がるため、クレームを付けた訳ですね。

この日米の歴史的な公定歩合の差を追いかけてみると、日本の金利は、アメリカより低いことがわかります。このことは、これまで日本を初めとするアジア諸国がドル債をアメリカから買う動機として説明に使われています。もっともな話なのですが、アメリカの企業にしてみれば、基準金利が高いのでお金そのものを借りるとかなり資金コストがかかることになります。これまでは、株式市場がその受け皿となり、安価なコストで資金を供給していました。ところがここ数年は、その役割を受け切れていないかも知れません。基準金利は、国債を売るために下げられませんから、連銀は、適度なインフレを演出するのが必要に思えるのですが、どうでしょうか?


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Treasury Bills: 短期国債
Treasury Notes: 中期国債
Treasury Bonds: 長期国債
prime rate: プライムレート
asset: 資産
debt: 負債
interest: 金利

Posted by skydaddy at 11:59 AM

November 26, 2004

バーゲン・ハンティング(Bargain Hunting)

アメリカではハロウィーンの頃から、クリスマスまでをホリデーシーズンと呼びます。サンクスギビングデーとクリスマスは、年間を通して唯一4連休以上となるからです。もちろん、自らが調整すればロング・バケーションは可能ですが、一般にヨーロッパ諸国のような数週間にも渡る長いバケーションを取る習慣はアメリカの人にはありません。

このホリデーシーズンは、それぞれのイベント毎の飾り付けやクリスマスのプレゼントなどでかなりの消費が起こります。一説には、年間の半分の消費がこの2,3ヶ月に集中しているとか。毎年のシーズン中の売り上げの結果は、翌年の景気指標にされるほどです。


その中でもサンクスギビングデーの翌日は特別の意味を持ちます。本格的なクリスマスに向けた年末商戦のスタートの日だからです。具体的には、この日のバーゲンが、1年を通して一番割引きの大きなバーゲンなのです。

多くの量販店では、この日は早朝から店を開けます。普段なら考えられない早朝5時、6時から店が開きます。また、お客さんも前日に入れられる新聞広告などを片手に、開店前から行列を作って並んでいます。店のドアが開けられると、皆、お目当ての商品に向けて走って行きます。客寄せ用の極端な割引き品は、市価の半額当たり前、時には7,8割引きの商品まであります。ただ、客寄せですから、数量が限定されるので皆走っていくわけです。

バーゲンの品物目当てに買い物に来る人を、バーゲンハンターと言います。正に得物をねらい打つかのようにお買い得品を買い漁る・・雰囲気が出ていると思います。そして、その行動を表題のバーゲンハンティングと言います。

バーゲンハンターが集まるこの特別の日は、店内がもの凄く混み合います。レジもこの日ばかりは殆ど全て開いているのですが、買い物客の数と買われる品物の多さで長蛇の列となります。その列がまた店内の人通りを遮り混雑を煽る・・・そんな感じです。
なお、この特別の日のバーゲンは、1日限りがほとんどです。中には朝11時までなどと時間設定している店まであります。


バーゲンハンティングで前日たらふく食べたターキーの腹ごなしが済んだら、アメリカの冬はクリスマス一色になります。12月の声を聞くと店先にツリー用の生木が並びます。2週目になると家をデコレーションして夜になると電飾をともす家庭が見られるようになり、クリスマス気分を盛り上げます。この各家庭の飾り付けは、その家々でバラバラですが、新聞記事などになるほどの家になると、日本のチカチカする小さな豆球ではなく、ピンポン球ほどの電球を数万個(?)も使ってサンタやトナカイ、雪だるま(スノーマン)などを表現し、まばゆいばかりの状態です。


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Holiday season: ホリデーシーズン(10月後半~12月末)
Christmas: クリスマス
bargain: バーゲン
Santa Claus: サンタクロース
reindeer: トナカイ
snowman: 雪だるま

Posted by skydaddy at 04:49 PM

November 25, 2004

サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)

アメリカでは、毎年11月の第4木曜日がサンクスギビングデーの祝日です。日本語では感謝祭とも訳されるこの日は、その名の通り今年一年の恵みに対して感謝の念を表す行事のようです。多くのアメリカの祝日は、商店やレストランが閉まらずに開いているのですが、この日とクリスマスだけは、どこのお店も開いていません。

この日の定番の食事は、七面鳥(ターキー)のロースト。最近車の中で聞いたラジオのCMでは、アメリカの人は年間18ポンドほどのターキーを食べるようですが、この日はおよそ1.5ポンドの消費だそうです。ロースとしたターキーは、グレービーと呼ばれるソースをかけて食べます。サンクスギビングの当日食べきれなかったものは、翌日のサンドイッチの具になります。

ターキーは、鶏よりかなり大きな鳥です。鶏の場合、5~6ポンドで普通は10ポンドを越えることはありませんが、ターキーだと若鳥でも10ポンド前後、大きく育ったものは20ポンドを超える大きさになります。味の方は、鶏より淡泊で、良質のものはそれほど感じさせられませんが、スーパーで大量に売られる安価なものはちょっと臭みがあります。

大量消費の国、アメリカですから、シーズン中はかなり安価になります。どのくらい安いかというと15ポンドクラスが$10ほどで手に入ります。(※1)15ポンドから骨を引いても、日本の方なら10人で食べきれない量だと思います。

ローストは、比較的低温でじっくりと焼き上げるので、大きいものほど時間がかかります。大体、1ポンドあたり20分ですから我が家で食べる10ポンドクラスだと3~4時間、大物の25ポンドになると8時間以上もかかります。だから、夕餉に間に合わせるために多くの家庭では朝から焼き始めることになります。

・・・ところが、このターキー、普通は近くに流通が無い場合は、冷凍物しか手に入りません。冷凍物は焼く前に解凍するのですが、これも大きなものになるほど時間がかかります。大物だと一晩ではとても解凍しきれません。数日かかります。急ぐ場合は、水につける窮余の策がありますが、味が落ちるので余りお薦めの方法ではないようです。小物でも水につけても数時間、解凍にかかりますからね。焼くことには手間がかかりませんが、結構長丁場の料理です。(※2)


以前、このサンクスギビングの夕餉に友人にお呼ばれしたことがあります。クリスチャンにとっては、宗教行事の一つでもあるので、その宗派によってやりかたがあるようですが、私が友人は、食事の前にテーブルに座った全員で手を繋いでその日の代表者が神に感謝の言葉を言って、それから食事のスタイルでした。

テーブルには、真っ白のクロスと真っ赤なナフキン、そして食事が白磁のお皿に盛りつけられ、横には銀のフォークとナイフ。そして、ワイングラスに映ったキャンドルライトが揺らいでいました。ダイニングは、キャンドルライトだけの明かりなのでちょっと暗い感じはありますが、光の色がとても暖かくなかなかロマンティックな演出でした。

メインディッシュはもちろんローストターキー。その家の主が、目の前で切り分けてみんなのお皿に入れてくれます。胸肉は白く、もも肉は赤っぽい色をしています。好みに応じて自分の希望を言うとそれを入れてくれます。


ところで、この切り分け作業ですが、英語ではなんというでしょうか?
実はカービングと言います。サンクスギビングの一月ほど前のハロウィーンでパンプキンのジャック・オー・ランタンを作りますが、その加工作業もカービング、同じなんです。
ちょっと、私には可笑しく感じる言葉遣いです。


※1 全米トップクラスの物価高のベイエリアでの参考値です。地方へ行くと2~3割以上は物価が下がります。

※2 調理方法に興味があるのでしたら、インターネットに沢山でています。例えば、こちらこちらなど。

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turkey: 七面鳥
pound: ポンド(453gなので大体半分(の1割引)にしたらkgです。)
roast: ローストする(オーブンで焼く)
gravy: グレービー(ブイヨンベースのソース。grave(墓)とは関係ありません。(^^))
caurving: 肉の切り分け、彫刻すること

Posted by skydaddy at 10:39 AM

November 24, 2004

為替(Currency exchange)

ここ最近、一直線に動いているため、取りざたされている為替ですが、動き始めは10月の半ばだったようです。円ドルレートだけでなくユーロドルを見ると8月末にはその気配が始まっています。こうやってみると、為替は大統領選挙の行く末を事前に暗示していたのかなぁなとど感じます。

この為替、日本と関わりながら海外で生活していると割とやっかいな生き物です。対ドルの円の数字が小さくなると「円高」ということを理解することから始まりますが、何ぜ円高なのだろうか?を実生活で体感するのが2国間にまたがる生活をしている証のように思います。110円前後で安定していた時期でも、日本の品物は概して割高感がありましたから、ここ一月ほどで10%も動いたことはかなり大きな動きに思います。(もっとも、この先でどう動くかで意味合いが変わりますが・・・。)


ところで日本のニュースを見ていると、円が○○円○○銭上がったとか下がったと言いますが、あまりそれを割合で表現することが無いように思います。日経平均株価でも、「今日の東証は、○○円高の○○○○円で引け・・・」などと言っています。

なぜこんな事をいうか?というと100円に対する10円の動きと200円に対する10円の動きは、実効として同じでないからです。為替レートは、2つの通貨の相対価値を表現するものですから、本来その比率に意味があるわけです。100円の10円は10%で、200円だと5%です。ものを売って$100の代金を日本円にしたときに、1万円が1万1千円になるのと2万円が2万1千円になるのは、増分の絶対値は同じでも利益への影響や資金の効率の面で見るときには違うものなのです。


この2つのページの左カラムの上の方を見て下さい。
>Yahooファイナンスのページ<
日本のヤフー アメリカのヤフー

日本版では日経平均やTOPIXの上げ下げの金額だけ、アメリカ版ではDowやNASDAQの値に率が入っています。これって、一般的に日本の人は絶対値しか気にしていない(ひょっとすると変化そのものを気にしていないかも)ということを表しているように思います。

私が毎朝車の中で聞くニュースでも、ダウ平均株価の話では必ず増減の金額と共にその比率を言っています。また、株価を上げた会社と下げた会社の状況を13対5などと比率で報じています。帰りの車で聞くニュースはタイミングが合うと日経平均も報じていますが、その時にも率も合わせて伝えています。日本人はアメリカの人と違って計算が得意だから、変化がわかれば率は暗算でできるから・・と言う風にはとても思えません。


ここまで読んで、まだ10円の動きは10円と思う方は、もっと数字を大きくすると感じが掴めるかも知れません。例えば、10万円が10万10円になるのと100円が110円とは違うという感覚です。「おまえなぁ、円ドルレートが10万円になるわけないやろ」と言う人は、バイアスがかかっています。株価なら100円株も100万円株もあります。また商品なら、1円以下から億以上までもっと幅広くあります。この幅に対して同じように影響するから、率で考える訳です。幅が広いときは間違えないですけれど、範囲が狭いときには案外見落としやすいことかも知れませんね。


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currency exchange: 為替
stock: 株
security: 有価証券
finance: 金融
bull market: 強気の(上がり相場の)市場
bear market: 弱気の(下げ相場の)市場

Posted by skydaddy at 12:33 AM

November 23, 2004

スパム(Spam)

Spam(スパム)は、電子メールでは馴染みになってしまった迷惑メールの意味ですが、もともとはこちらの缶詰の商品名です。

このページにあるように歴史の長い食品のようです。どんな食べ物でしょうか?
実は、迷惑メールが社会問題になる兆しが見えてきた2000年頃に、気になってネイティブの友達に聞いてみました。”Spam!!"と大きな声で言い返した後、ニヤニヤとしています。”なあ、どんなものなん?”と突っ込んでも、”おまえ、知らんのか?”といって笑っています。最後まで、まともに答えてくれませんでしたが、子供の頃、安価な食材として散々食べさせられ、更に値段相応の味だから”もう結構!!”という感じのようです。


数年後、何かの機会にポットラックか誰かの家のパーティーで、食べる機会がありました。私の食べたタイプは、見た目はベビーソーセージ。友達がよく食べた数十年前とは、品質が違うのか、私の食べた感じでは普通のソーセージの缶詰でした。むしろ、安物のコーンビーフの缶詰の方がまずいなあと思います。

コーンビーフと言えば、子供の頃というよりかなり最近までコーンを飼料に混ぜて肥育した美味しいビーフの意味に思いこんでいました。同じ綴りなのですけれどね。この場合のcornedは”塩漬けにした”という意味のようです。缶詰を食べている間はまったくわかりませんでしたが、アメリカに来て生のコーンビーフのブロックを買って帰ってロースとしたときに、とてつもなく塩辛く、きっとそう言う意味だと身体を持って学びました。


コーンビーフに似たもので、キュアード(cured)という表現があります。治癒したという意味がありますが、食べ物ですから治療したでは気持ちが悪いですね。このキュアードは、加工したとか保存処理されたという感じです。この間、お料理番組を見ていたら、このポークはキュアードだからオーブンで焼きすぎないように・・・などと言っていました。ハムなども、生ハムを処理して保存が利くようにしてあるやつ(日本で普通に売られているハムの形態)もキュアードです。塩味を効かせて肉が硬くなるからかな?などと勝手に想像しています。

スパム、コーンビーフ、キュアードの肉類は、皆、塩味です。これらは、どちらかというと古い食べ物で保存がまだ重要なテーマであったときの食材のと言えそうです。最近のアメリカの食材は、冷凍食品。基本の味付けはケチャップです。こういう風に見るとアメリカの一般家庭の食材って結構貧しいな~って思っています。歴史的なものが塩辛いのは日本でも同じですが、現代食が日本の文化とは正反対で、食べ物に時間やお金を余りかけたくないからのようです。
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spam:スパム
potluck party:食べ物などを皆で分担して持ちよって行うパーティー
corned beef:コーンビーフ
cured:保存処理された

Posted by skydaddy at 12:00 AM

November 22, 2004

テスト(Test)

Test(試験)と言えば、学生さんには嫌なもの、社会人には懐かしい思い出かもしれません。
最近は時代を反映した携帯電話などの電子ツールとの関連記事も散見されますね。
英単語としては、他にも Examination という語もありますが、堅っ苦しい感じのこの単語は日常の会話にはあまり出てきません。また、試験と同じ字を書きますが、どちらかというと検査の感じです。だから入試などの試験に使われるのだろうと思います。

さて、 quiz も試験に近い意味があるのをご存じでしょうか?

アメリカの学校では、2通りのテストで生徒の進捗や成績を計っています。ひとつは test、もうひとつが quiz です。

日本でも、例えば中学校なら学期毎に中間テストとか期末テストなどとその間にちょっとしたテストを小テストと称して毎週のように試験する先生が居たりしますが、あの小テストのことをアメリカでは quiz といいます。計算問題を10題とか、単語の書取や意味のテストとか・・そういう簡単な学習レベル確認のテストです。

日本語のクイズは、遊びのひとつとしての語だと思いますが、問題を出して回答を得る一連のながれは確かに小テストも同じです。ただ、子供の時から慣れ親しんだクイズ=遊びの概念は、初めて小テストの意味を知ったときにちょっと違和感を持たせました。その一方で、日本の子供達に比べたらとてもおおらかに過ごす小中学生を見て、問題も楽しませるように作られている内容(*1)からも”テスト”よりは ”クイズ”の方がピッタリして妙に納得しています。


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*1:例えば、単語(1~10)とその意味(一見ランダムなアルファベット10個が先頭に)が10個ずつ書かれたものを線で結ぶ問題で、正解の意味のアルファベットを1~10の順に並べると、単語や句が現れるとか、計算問題が10個と数字の入ったマス目が入った絵があって、計算の答えになる数字のマスを塗りつぶすと絵が現れるとかいろいろあります。句が現れるものだと、問題のタイトルとその句が対になっていたり、ジョークになっていたりと更なる遊びが入っていることもあります。

問題 選択肢
1: Test  a: 分析
2: Examination  i: テスト
3: Quiz  i: 評価
4: Question  g: 検査
5: Analysis  n: 研究
6: Investigation  o: クイズ
7: Evaluation  t: 質問
8: Research  w: 調査

解答
1   2 3 4   5   6 7 8
i   g o t   a   w i n

Posted by skydaddy at 12:33 PM