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November 24, 2004

為替(Currency exchange)

ここ最近、一直線に動いているため、取りざたされている為替ですが、動き始めは10月の半ばだったようです。円ドルレートだけでなくユーロドルを見ると8月末にはその気配が始まっています。こうやってみると、為替は大統領選挙の行く末を事前に暗示していたのかなぁなとど感じます。

この為替、日本と関わりながら海外で生活していると割とやっかいな生き物です。対ドルの円の数字が小さくなると「円高」ということを理解することから始まりますが、何ぜ円高なのだろうか?を実生活で体感するのが2国間にまたがる生活をしている証のように思います。110円前後で安定していた時期でも、日本の品物は概して割高感がありましたから、ここ一月ほどで10%も動いたことはかなり大きな動きに思います。(もっとも、この先でどう動くかで意味合いが変わりますが・・・。)


ところで日本のニュースを見ていると、円が○○円○○銭上がったとか下がったと言いますが、あまりそれを割合で表現することが無いように思います。日経平均株価でも、「今日の東証は、○○円高の○○○○円で引け・・・」などと言っています。

なぜこんな事をいうか?というと100円に対する10円の動きと200円に対する10円の動きは、実効として同じでないからです。為替レートは、2つの通貨の相対価値を表現するものですから、本来その比率に意味があるわけです。100円の10円は10%で、200円だと5%です。ものを売って$100の代金を日本円にしたときに、1万円が1万1千円になるのと2万円が2万1千円になるのは、増分の絶対値は同じでも利益への影響や資金の効率の面で見るときには違うものなのです。


この2つのページの左カラムの上の方を見て下さい。
>Yahooファイナンスのページ<
日本のヤフー アメリカのヤフー

日本版では日経平均やTOPIXの上げ下げの金額だけ、アメリカ版ではDowやNASDAQの値に率が入っています。これって、一般的に日本の人は絶対値しか気にしていない(ひょっとすると変化そのものを気にしていないかも)ということを表しているように思います。

私が毎朝車の中で聞くニュースでも、ダウ平均株価の話では必ず増減の金額と共にその比率を言っています。また、株価を上げた会社と下げた会社の状況を13対5などと比率で報じています。帰りの車で聞くニュースはタイミングが合うと日経平均も報じていますが、その時にも率も合わせて伝えています。日本人はアメリカの人と違って計算が得意だから、変化がわかれば率は暗算でできるから・・と言う風にはとても思えません。


ここまで読んで、まだ10円の動きは10円と思う方は、もっと数字を大きくすると感じが掴めるかも知れません。例えば、10万円が10万10円になるのと100円が110円とは違うという感覚です。「おまえなぁ、円ドルレートが10万円になるわけないやろ」と言う人は、バイアスがかかっています。株価なら100円株も100万円株もあります。また商品なら、1円以下から億以上までもっと幅広くあります。この幅に対して同じように影響するから、率で考える訳です。幅が広いときは間違えないですけれど、範囲が狭いときには案外見落としやすいことかも知れませんね。


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currency exchange: 為替
stock: 株
security: 有価証券
finance: 金融
bull market: 強気の(上がり相場の)市場
bear market: 弱気の(下げ相場の)市場

Posted by skydaddy at November 24, 2004 12:33 AM
This page last updated at September 09, 2007 11:39 AM.