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November 29, 2004
テンプレート(Template)
アメリカの社会では、実に多くのテンプレート(または定型フォーム)が使われています。特に穴埋め式のテンプレートを使うことで、「誰でも簡単に同じ結果が得られる」のが目的のようです。
例えば、通販などで買い物をしたときの支払いでは、送られてくる請求書に切取線の入った紙片(スリップ)が付いています。それの住所など必要事項の記載が間違っていないか確認し、必要な記入事項があるならそれらの欄を埋め、支払いのチェックを添付し、返信用封筒に入れて送り返すことで支払いが完了します。言葉にするとややこしそうですが、実際はかなり短い時間で処理できます。
購入後に購入したことを証明する物と一緒に所定の申込用紙を送ると割引分を返金してくれるメール・イン・リベートでも、申込用紙は穴埋めフォームになっています。大抵の場合、住所、名前、電話番号程度を記入し、レシートやバーコードなどと一緒に送ります。
携帯電話などの契約書では、記入すべき部分のほとんどが穴埋め式フォームです。車を購入するときも契約書も、機械打ちの部分も含めて殆ど穴埋め式です。
この穴埋め式は、仕事の中でもよく見かけます。人事(HR)への提出書類、守秘契約書(NDA)とか、製品に添付する書類など記録として残される文書、いわゆる管理文書はこういう形式の宝庫です。
フォームによる定型管理される書類では、定形外の部分のためにコメント欄がありますが、あっても余り活用されないことから、管理する側は内容をグレードアップするために、徐々に穴が追加されていきます。
日系企業に勤める人がこんな事を言っていました。「現地社員は、報告を口頭でさせるといろいろと話せるのだけれど、それをレポートにと言うといつまで経っても書類ができあがらない。」書いたものにならなければ、他の人に伝えるためには改めて自分が口頭なり文書なりで伝えなければならず、不便きわまりないとのことでした。
その後、その人は考えてこんな対策をされていました。「穴埋め(フォーム)にすると彼らは埋めることはできるんだ。」
ここ数年、日本もアメリカも景気の低迷で多くの人がその影響を受けています。アメリカ企業の中でこの変遷を見ていると、レイオフや合理化の対象となる部分に一定の原則があります。それは、代替が手に入る可能性の高いものから取捨選択の「捨」の対象にするということです。
フォームなら埋められる人と、文書で表現できる人を比べれば、誰がみてもその人のバリューが違うことがわかります。代替入手の容易性も明らかでしょう。さらに異質なもの同士の比較で、お互いに高いバリューをもっていて甲乙付けがたい時に、この評価方法は普遍的に異質なもの同士を比べられる一つの有効な方法だと思います。
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template : テンプレート(ひな形)
rebate : リベート
UPC code : 製品に一意でつくバーコード
NDA (Non-disclosure agreement) : 秘密保持契約書
HR (Human Resource) : 人事
heterogeneous : 異質な
Posted by skydaddy at November 29, 2004 11:59 AM
This page last updated at September 09, 2007 11:39 AM.