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July 08, 2003
メジャー・マイノリティ(Major minority)
アメリカでは、全ての人に対する機会均等を建前とするので、国内の人種構成(Ethnic distribution)などを毎年調査(Census)しています。
そのまとめられた統計(statistics)の中で、一番多い人種はMajorityですが、その次に来るのがMajor minorityです。ちょっと変な感じのすることばに聞こえるかもしれませんが、最も多い少数民族とでも邦訳すればなんとなく感じがつかめるのではないでしょうか。
先日、発表(announcement)になった統計結果では、ヒスパニック(hispanic、スペイン語を話す主にラテン系の人)がついに黒人(black or African American:38.3million)の人口(population)を超えたようです。(*1)
日本からアメリカを見ると、ほとんどの人が英語を話していると思われていると思います。でも実際は、そうではありません。英語が話せない人もかなりの割合で存在します。
アメリカ国内でもっともメジャーな第2言語は、スペイン語です。どのぐらいメジャーかというと、
- 家電製品などの取扱説明書に必ず英語表記とスペイン語表記がある。
- 銀行のATMの選択言語は、英語とスペイン語が必ずある。
- 企業のカスタマーサービスに電話をかけると必ず、スペイン語か英語かの選択がある。
- テレビのチャンネルの3割ぐらいはスペイン語放送。
などなど、どこに行ってもスペイン語は通じます。
郵便局(USPS)やお店で、時々英語が満足に話せないお客さんがトラブルになっているときに、店員が○○語を話せる人がいますか?なんてやっていますが、スペイン語に関しては身近に判る人が必ずいるのでそう言う対象になりません。
アメリカの人口は、日本と違って着実に増えています。移民政策をとっていることや教育の不均等が存在することが原因だと思います。その増加する人口の半分以上をまかなっているのがヒスパニックです。統計どおりに人口推移すれば、2010年代の後半に英語を第1言語として話す人より、スペイン語を話す人の方が多くなるといった話も聞いたことがあります。
この話を身近なヒスパニックでない白人に言うと、笑って、英語は決してminorityにはならないよというのですが、カリフォルニアに住んでいることもあって、周りを見るとそんな悠長な状況ではないよと思います。工場の現場で働く人は、英語以外(スペイン語とは限りません)の方が多いですし、スーパーなどでも1/3ほどはスペイン語が話せそうです。ただ、人口構成比に関わらず、社会を動かすのがこれからも英語圏だよというのならなんとなく納得です。アメリカにはそういうグラスシーリング(*2)が存在しますから。
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*1:こちらにUSAのCensus発表があります。それによれば(2002年7月の推定値として)
The U.S. population:284.4 million
Whites:232.6 million
Hispanic:36.7 million
African-Americans:38.3 million
Asians:11.6 million
American Indian and Alaska Native:2.8 million
合計数字が合わないのは、HispanicをCensusでは人種(race)としていないからです。
*2:直訳するとガラスの天井です。実際の意味は、見えざる壁、特に昇進や社会的地位への壁を差すときに使います。
Posted by skydaddy at July 8, 2003 12:00 AM
This page last updated at September 09, 2007 11:40 AM.