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July 11, 2003
ご機嫌いかが?(How are you?)
How are you?, How you doing?, What's up? How's everything going?...
これらの問いは、本当にしょっちゅう出てきます。
日本語は、相手を悟る文化。言わぬが花。不言実行。沈思黙考。言葉なしに進める文化です。むしろ、言葉にするとその価値が下がる、そう取られる場合もありそうです。
英語は、言葉にして伝える文化。普通の文章でも、日本語のように主語を省略する修辞法は一般には通用しません。そのため、言葉で聞かないと、相手のことが判らない。また、言葉にすることで相手のことを考えているというメッセージを送ることになります。
数年前にたまたま入場券を貰ったので、近くで行われた全米オープンゴルフを見に行ったとき、とあるショートホールの観覧席にしばらくすわっていました。前には20台後半のアベック。ふと見ていると男性の方がなにやら食べ物を仕入れにいって、しばらくして帰ってきました。そして彼が最初に言った言葉は、”How are you?”。
ちょっとビックリです。15分ほど席を離れただけで帰ってきていきなりでしたから。もちろん、アメリカの人達はその日の最初だけでなく、色々なタイミングでhow are you?をやっています。でも、恋人や夫婦が僅かな時間離れただけで、こういう会話の切り出しは意外でした。
それから数年、こういう場面はいくらでもありました。日本の男性が、奥さんに「好きだよ」とはなかなか言わないと言う話があり、もっと欧米の人のように言葉にした方がいいなどと書かれたものを見かけますが、本質的な文化の違いを感じます。
さて、最初にあげたものは、おおよそ同じような意味合いで使われますが、話者と聞き手の関係で多少使われかたが違ったりします。ビジネスで出会う人ならHow are you?が無難ですが、面識があるならちょっと堅い感じ。how you doing?は砕けているので、買い物でレジの係の人などに声をかけるときとかで上位者には使わない感じ。What's up?なら仲間内、How's everything going?だと上司が部下によく使っています。
この中で、私は最初What's up?が判りませんでした。初めて言われた人に、それはどういう意味?と聞いたら、What's new?と一緒だと言われてますます判らなくなった鮮明な思い出があります。その人は現場で働く人、私はオフィスから用があって道を歩いていただけの通りすがり。その人との面識はほとんど無いのと同じ状態でした。相手は、新顔の私に好意的に話しかけたのですが、日本語的に「最近どう?、何か新しいことあった?」などと聞かれても「エッ!」と言う感じ。この「エッ」の”間”で、この会話が終わってしまうのは言うまでもありません。こうなると、あいつは判らない・・と言う感じが相手に芽生える・・というのも当時は知りませんでした。
バックグランドが違うために、こういう場面が一番難しいです。逆に違うが故にとんちんかんな言動で相手にバカ受けすることもありますが、やっぱりすれ違うときの方が多いのです。
周りの日本人とアメリカの人のカップル(ご夫婦)を見ていると、圧倒的に日本の女性とアメリカの男性の組み合わせです。その逆、アメリカの女性と日本の男性という組み合わせは、ほとんどありません。これを話すと日本の男性がふがいないと言われそうですが、現実は、アメリカの女性に日本の男性が合わせられないことが一番大きいのではないでしょうか?
日本の女性が日本で振る舞うようにアメリカの男性に振る舞えば、アメリカの男性から見ると天使に見えると思います。それほどアメリカの女性はじゃじゃ馬です。(失礼)友人の奥さんにこの話をしたら、「そうそうよく判ってる。アメリカの女はじゃじゃ馬、その通り。」と全く否定せずに受け入れていました。端から見ているとベビーブーマーの始めの世代ぐらいまでは割と日本などと同じような行動や考え方ですが、それ以降は、男性も女性も奔放が服を着ているそんな感じです。
奔放な二人のカップルだから、絶えず相手に伝えないとうまくいかない。それが頻繁に出てくるHow are you?にも通じているような、そんな気持ちがします。
Posted by skydaddy at July 11, 2003 12:00 AM
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